髙梨 英次郎(テノール)

第13回 髙梨 英次郎(テノール)

千葉県市川市出身。日本大学芸術学部音楽学科声楽コース卒業、学部長賞受賞。東京芸術大学大学院修士課程オペラ科修了。二期会オペラ研修所第51期マスタークラス修了。二期会新進声楽家の夕べなどの演奏会に出演。
第9回日本演奏家コンクール声楽部門第1位。第39回イタリア声楽コンコルソ入選。2011年より1年間ミラノへ留学。ノヴァーラ市のサン・ガウデンツィオ聖堂でのモーツァルト・レクイエムでソリストを務めるなど、イタリア各地で演奏会に出演。
オペラは「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「カルメン」ドン・ホセ、レメンダード、「マクベス」マクダフ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェルランド、「ランメルモールのルチア」エドガルド、「ラ・トラヴィアータ」アルフレード、「愛の妙薬」ネモリーノ、「こうもり」アルフレード、アイゼンシュタイン、二期会ニューウェーブオペラ「ウリッセの帰還」アンフィーノモ、芸大オペラ定期「イル・カンピエッロ」ゾルゼート、足利オペラ「夕鶴」与ひょう役などで出演。コンサートではモーツァルトのレクイエムやベートーヴェン第九のソリストとして出演。
2017年2月、二期会本公演「トスカ」にスポレッタ役で出演。
声楽を佐藤一昭、市原多朗、A.ロフォレーゼ各氏に師事。二期会会員。

1.音楽家になるきっかけは?
小学生の時、フルートを習い始めました。部活も吹奏楽部に入り、中学に入る前に、千葉県のソロコンテストで一位になるなど、楽しく演奏していました。
中学生の時に、千葉県少年少女オーケストラに入団し、高校一年まで在籍しました。千葉県内で募集がかかり、オーディションを受験して、合格しました。
高校からは、演劇部に入り、そちらにのめりこみ、フルートは一応続けました。

大学に行く際に、フルートで音大に入るというよりは、音楽業界に行きたかったので、音楽大学のビジネスのやっている学部を探し、日大の芸術学部音楽学科情報音楽コースに入学。
そこの副科の授業で声楽があり、その時についた先生に「歌で行けるかもしれない」と言われました。
ギリギリまで悩みましたが、転コースで音楽学科の声楽コースに入りました。
大学を卒業後、二期会オペラ研修所に入り、その後、東京芸大の大学院に受験して入ることが出来ました。

大学院の途中で休学し、一年イタリアに行きました。
日本とは気候が違い、建物も石造りで天井も高く、音楽を響かせる場所として理想的な環境が整っており、とても勉強になりました。
イタリアでは、言葉から、すでに音楽的なんです。
日本語は、下に響く言語ですが、欧州の言語、特にイタリア語は、上に響かせて発音します。この違いを知ることは、声楽を学ぶ上でとても大切なことだと思います。

帰国後、大学院に戻ってから修了をし、その後、二期会の正会員になりました。

声楽をやる上では、アスリートと同じで、体調管理がとても大事ですね。
今は、二期会に籍を置きながら、様々なオペラやコンサートなどに出演させていただいたりしています。
今後も、いっそう精進を重ね、オペラにおける様々な役を歌わせていただけるよう、頑張っていきたいと思います。

2.音楽家を目指す人へのメッセージ
日頃から、良い演奏家の演奏を一つでも多く聴くことです。
生の舞台や音楽を聴くことが最も大切ですが、CDやDVDなどで聴くのも有効です。
私も、楽譜を見ながら、名演奏家の演奏を聴いて勉強しています。
恩師の勧めをきっかけに、戦前のテノール歌手の演奏をよく聴いています。
戦前の音楽家は、作曲家と接点のあった方も多く、とても参考になります。
当時は、録音技術も高くないでしょうから、一発勝負で魂を込めて演奏されている気がします。
レコードの中には、ラフマニノフの自作自演などもあるそうですので、歌手に限らず、戦前の演奏家の録音を探してみるのも面白いかも知れません。

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