SHOKETTA (ヴォーカリスト)

SHOKETTA (ショケッタ)

沖縄県那覇市出身。5歳の時からピアノを始め音楽に親しみ育つ。13歳の頃より米軍基地チャペルで演奏活動を開始。海を渡ることなく本場のゴスペル音楽に触れる。それが後に、ソウル、R&B、ジャズなど他のジャンルに魅了されるきっかけとなる。

沖縄県内のホテルやライブハウスで数年活動をした後に、2001年上京。ボイストレーニングを約4年受ける。

その間に、2004年バークリー音楽大学の奨学金を受賞。2007年、同大学へ進学した。2009年にニューヨークへ生活の場を移し、2010年、ジャズシンガーとしてアメリカ携帯電話ハナセルのイメージレディに選ばれる。現地での出会いがチャンスに繋がり、ニューヨークにて2012年にアルバム製作プロジェクトが立ち上がる。

プロデュサーにベーシストでありN.Yミュージックシーンの御大、リッチー・グッズを迎え入れ、クラレンス・ペン(ドラム)、アンディー・エズリン(ピアノ)、ノゾミ・ヤマグチ(ギター)を軸に総勢7名の世界的なミュージシャン達とレコーディングが実現。

2014年7月、デビューアルバム「MY SOUL」を全国リリース!

現在沖縄を拠点に,国内・海外を問わず活動する傍ら、ハーバード大学にて(オンライン授業)、オーケストラやシンフォニーについて就学中。

1.音楽を始めたきっかけ

自分の記憶にもない、2歳ごろから、おもちゃのマイクを持って歌ったり、「ピアノをプレゼントしてほしい」と両親に言っていたようです。
ピアノ教室に通う前から、自分でピアノは弾けました。

5歳からピアノを一旦習ったのですが、そのピアノ教室と合わなくて、辞めました。
その後、8歳頃、うちの叔母が、紹介してくれたのが、インターナショナルスクールの音楽の先生でした。その方が、私の才能を引き延ばしてくださいました。
幼い時のキーパーソンでした。

その方のおかげで、13歳から教会でピアノ弾きのお仕事を始めました。
高校生の時、米軍基地のレギュラーのピアノ弾きをしていたら、そこに来ていたアフリカ系アメリカ人のクリスチャンの方が「黒人だけの集会があるから、来てみないか?」と誘ってくれました。
それは、日本では聞けないであろう『ゴスペルのクワイヤ(教会の聖歌隊)』の集会だったのです。
その音楽にとても魅了されてしまい、ゴスペルから枝分かれして、ブルース、R&B、ジャズという現在に至ります。

二十歳の頃、ある高級クラブで、お友達がホステスさんと働いていましたが、ある日、お友達と一緒にクラブに連れて行ってもらいました。
そこでピアノ弾きをされていた方が、私たちの席に休憩時間に来てくださったので、「ずっと音楽の仕事をしたいのですが、ツテがありません。」と話したら、すぐに音楽事務所の連絡先を教えてくれました。

早速、連絡したら、最初の数か月は養成でしたが、すぐにホテルのピアノ演奏などのお仕事につながりました。
最初は、ピアノ弾きでしたが、ホテルだけでなく、最初にお会いした音楽事務所を紹介してくださったピアニストさんが、その高級クラブの仕事を手伝ってくれと言ってくださり、その仕事も始めました。
そこで、普通の暮らしでは、出会えないような、誰でも知ってる各界の著名人にも出会いました。

来店された、ある方が、歌の才能を高く評価してくださいました。
その当時は、沖縄で生活できて、沖縄でそこそこ名の知れたミュージシャンになれればよいと思っていて、欲がありませんでした。
でも、その方のおかげで、視野が広がって、東京に出て、ボイストレーニングを受けました。
そのボイストレーニングのおかげで、アメリカのバークリー音楽大学の奨学金を受けました。
そこで、アメリカの行くチャンスが生まれました。
バークリーはプロを養成する学校でしたので、私もアメリカでプロを目指しました。

リーマンショックの後だったので、最初の半年は何もなかったのですが、半年くらいから、あるお店から、歌ってくださいと言われて、歌っていました。
赤ちゃんのリトミックもしていました。
週の前半は、ブロードウェイの指揮者とピアニストのご夫婦の赤ちゃんのベビーシッターや身の回りのお手伝いをしていました。
木曜日は、リトミック。週末は、自分のライブに出演するか?知り合いのライブを見に行っていました。
ニューヨークには、2年いました。

日本に戻ってきたのは、アーティストビザを更新するためでしたが、母が入院したりして、沖縄に引き留められました。
沖縄で全国的に名前の知られた高級ジャズクラブのレギュラーシンガーという地位をいただけたので、歌い始めました。
今は、メインが沖縄ですが、ネットを使って中国やニューヨークからの編曲や、音楽配信などのお仕事をいただいています。

2.今後の予定

レコーディングを2つ計画しています。
1つはオリジナルシングルをリリースするように勧めています。

もう1つは、1年後くらいに、ずっとお世話になったジャズクラブのオーナーさんが、「もし、セカンドアルバムを作るのであれば、ジャズ界、超著名レジェンドを呼んでお金があれば作りましょう」と言ってくださっています。
クラウド・ファンディングなどでお金を集めて実現したいです。

イベントは、アップライブ主催の「ワールドステージ」に参加します。
ファンの応援が無ければ、勝ち抜けないイベントなので、是非、応援お願いいたします。
https://apps.apple.com/jp/app/uplive-%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E5%8B%95%E7%94%BB%E8%A6%96%E8%81%B4-%E9%85%8D%E4%BF%A1/id1235469329

3.音楽を目指す方へのメッセージ

たぶん、中には、親に反対されてる方もいるかもしれません。
私も、「仕事にならないのでは?」と反対されていた時期もありました。
その時私が取った行動は、「何を言われても反抗しない。でも音楽の仕事のことを言われた時だけは、思いっきり主張する」でした。
あとは、ずっとやり続ければ、実績を積めば、何もいえなくなります。
そして応援してくれるようになります。

まず、家族のサポートを得られなければ、やっていけない世界だと思います。
それは、いろんな方法で、貫いてほしいです。

また、上手くいかないことも絶対あります。
サラリーマンと違って保障はありませんし、仕事が無くなるときもあります。
そんなとき、他の仕事と掛け持ちしたくなりますが、掛け持ちしてしまうと、中途半端になってしまう気がします。
仲間同士で情報交換したり、応援しあって、頑張ってほしいと思います。

私も、これからも頑張っていこうと思います。

(2021年7月取材)


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