山﨑憂佳(サックス)

山﨑憂佳(yamasaki yuuka)
高知県高岡郡越知町出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第10回全日本中学生・高校生管 打楽器ソロコンテスト第3位受賞。第3回チボリジュニアサクソフォンコンクール第2位受賞。第18回日本クラシック音楽コンクール全国大会木管部門高校生の部第3位(1 位なし)。第11回日本サクソフォーン協会主催 Jr.サクソフォーンコンクールにて第1位受賞。第34回高知県音楽コンクールにて第2位受賞。ソロや室内楽、様々なアーティストのライブサポートやレコーディングに参加。絵と音楽のコラボをテーマにした活動等精力的に活動中。リーダーを務めるアンサンブルユニット海藻姉妹では第8回下町コメディ映画祭「ビートたけしリスペクトライブ」に出演。第68回さっぽろ雪まつり×札幌国際芸術祭2017『トット商店街』で音楽を担当する等精力的に活動。Ensemble Leventメンバー。サクソフォーンを福田香苗、栃尾克樹、平野公崇、大城正司の各師に師事。室内楽を冨岡和男、林田祐和の各師に師事。

 

Q1.音楽家を目指したきっかけ

高知県出身で、四人姉妹で、私は三番目です。小学校の時は、音楽クラブに入って、ドラムやパーカッションをやっていました。上の二人の姉が吹奏楽部に入っていたので、中学校では、顧問の先生に勧められて、当然のように吹奏楽部に入りました。
ドラムやパーカッションがやれるといいなぁと思ったのですが、実際入ってみると、パーカッションは人がたくさんいて選ぶことができませんでした。
色々楽器を体験できたので、ユーフォニアムとサックスとホルンを吹いてみました。
吹き方を見て、先生からサックスを勧められました。
中学3年間はテナーサックスでした。負けず嫌いなので、先輩や先生の指導の他に独学でも頑張って練習しました。
中学三年の時音大に行きたいと考え始め、高知出身なので、「音大=芸大」だと思っていたので、芸大に行こうと思いました。その時、周りの人には「行けるわけがない」と言われました。
それでも頑張ってソロコンクールにも出ていました。
高校も、音楽科のあるところにいき専門的な勉強やレッスンを受けて本格的に芸大を目指しました。
芸大に入ってみて、「凄い人がいっぱいいるなー」とびっくりしました。
サックスの同級生はコンクールなどで顔を合わせたこともあり知っていたのですが、サックス以外の楽器の人たちも凄い人達ばかりで感激しました。
学生時代は、谷中にあるカフェでバイトしていて、演奏もさせてもらいました。
そこで、お客様を楽しませるためには、クラシックだけでなく、色々なジャンルも学ばなくてはならないことを知りました。それが後々の海藻姉妹の活動に繋がっています。

Q2.今の活動と今後の夢

管打楽室内合奏団Ensemble Levent(アンサンブル・ルヴァン)と海藻姉妹などの活動をしています。
東京中心に活動していますが、普段生の演奏を聴きに来られない人のところに行って、演奏したいとも思います。
小さな村や町でも、演奏していきたいです。
海藻姉妹はツイッターがメインですが、インスタは、海藻姉妹の「わかめ」と「めかぶ」が別々にやっています。

Q3.音楽家を目指す人へのメッセージ

音楽家を目指している人たちは、キラキラした部分が見えていると思いますが、実際は大変なこともたくさんあります。私は、高知から出てきて、たくさんの人に支えていただき、今があります。
ご縁を大切にしながら、夢に向かって頑張ってほしいです。
音楽を目指すのには、お金が掛かるので、親の協力は絶対に必要です。
芸大に行くと決めた中三の時にサックスのソロコンテストがあり、死に物狂いで頑張って練習して、全国3位を取ったので、親も本気なのを納得してくれたと思います。
親にしっかり本気を見せるのも大事です。親にも感謝しています。

(2020年6月取材)


 

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