大久保貴寛(ヴァイオリニスト)

愛知県生まれ
7人兄妹の長男として生まれる。
幼少期より鈴木メソードにてヴァイオリンをはじめる。
鈴木メソードのヴァイオリン、ヴィオラの指導者。クラシックの演奏はもちろん、
書家、画家、舞踏家との即興コラボレーションや 全国の神社での奉納演奏等 分野にとらわれず音を楽しんでいる。
また企業等での講演活動も行なっている。

1.ヴァイオリンを始められたきっかけ

父と母が鈴木メソードの創始者である鈴木鎮一先生の「愛に生きる」という本を読んで、鈴木メソードで子育てをとおもったのがきっかけと聞いております。
そのまま弟1人妹5人も皆お世話になりまして、今はその次の世代までお世話になっております。

下の妹たちは素直に先生のご指導を受け順調にヴァイオリンも進んでおりましたが、お調子者のサボりマンの私はだんだん練習をしなくなりついには、高校一年生の時に受験勉強と部活を言い訳にヴァイオリンをやめてしまいました。
幼稚園や小学低学年の時は毎朝早起きしてお稽古していたんですよ(笑)
その後一般の4年制大学を卒業しOA機器メーカーに就職しサラリーマンをしておりました。その会社にはオーケストラがあり再びヴァイオリンと接点を持つようになりました。会社生活が4年ほど経ったあるとき「ヴァイオリンの指導者になれ」という不思議な声なき声を聴き会社を辞めました。指導者になるためには音楽院に合格し卒業せねばならなかったのですがもちろん入学試験をパスするには程遠い実力でした。
それからは本当に苦労して入学し、素晴らしい先生、仲間に支えられ(相当な落ちこぼれであったため)卒業し、徳島県で先生が必要であるとのオファーを受け赴きました。
会社を辞めてから7年ほど過ぎていたと思います。

鈴木メソードは すべての子供たちが自由自在に母国語を話しているという発見から
「どの子も育つ育て方ひとつ」「ひとは環境の子なり」等をモットーに始まった才能教育という子育て運動です。よく誤解されますが特別な人間に早期に英才教育を施して世送り出すということとは全く逆で音楽を通して美しい心、高い感性を育て、さまざまな才能を開花させるような人間教育をすることにあります。そして生きることに生命に喜びを見出し世界を平和と愛に満ちたものにしたいという壮大な理念があると学びました。事実 鈴木鎮―先生はノーベル平和賞の候補にあがったこともあるとお聞きしたこともあります。20世紀最高のチェリストと言われるカザルスは1961年に鈴木メソードの子供たちの演奏を聴き鈴木先生の肩を寄せ「音楽は世界を救う」とおっしゃられました。

2.音楽家をめざすみなさまへ

わたくしは音楽家というよりは、教育者の部類にはいりますし、皆様のように幼少期に生活すべてを音楽の練習に費やすということはしておりませんでしたので偉そうなことも言えないので経験で感じたことをお話させていただきます。

音楽するということをどのように位置づけるかで大きくかわってくると思います。
沢山演奏がしたいのか?
演奏することで人に喜んでいただきたいのか?
上手に弾いて人から認めたられたいのか?
音楽を通して芸術を知りたいのか?
音楽で人を癒したいのか?
世界の平和に貢献したいのか?
まだまだ沢山あると思います。
沢山の音楽をとおした選択肢があると思います。

大事なのは自分自身が何に喜びを感じるかを沢山経験して探すことだと思います。
どのような価値観の人達と生きていきたいかということだと思います。

いずれにせよ音楽が身近にあるというのはものすごく素敵なことだと思います。
自分のことは棚に置いてお伝えさせていただきました(笑)
ありがとうございました。

(2019年8月取材)


 

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