ギターデュオ紫音は、深見 樹美弘（ふかみ きみひろ）さんと麻佳（あさか）さんによるクラシックギターデュオです。 紫音というネーミングは、2人が最初に演奏した「紫陽花」という曲からイメージして名づけました。 おふたりはギターオーケストラで低音楽器のバスギターパートで一緒に演奏していました。 オケの一員としてスペイン公演にも参加し、次第に2人で演奏するようになりました。特にコロナ以降、大人数での活動に制限がかかったことがきっかけで、2人での演奏が増えました。
＜なぜ、音楽を始めたか？＞
＜深見 樹美弘（ふかみ きみひろ）さん＞
音楽を始めたきっかけは、5才から童謡グループで歌ったことです。中学校は男子校で自分だけが高音、周りはみんな低い声だったので、一生懸命低音を出そうとしているうちに、声を潰してしまいました。それ以降歌からは離れましたが、ずっと音楽には触れていました。
幸い楽譜は読めたので、高校から家にあったギターを弾き始めました。
大学で音楽サークルに入り、音楽を本格的に始めました。
サークルには編曲や音楽指導をしてくれる人がいたのですが途中で辞められたので、自分でも編曲できるように勉強を始め、楽譜の書き方や様々な楽器の特性などを学びました。
社会人になってギター教室の門を叩き、ギター専門学校にも行きました。卒業演奏が2011/3/12だったのですが、前日に東日本大震災があり、実現できなかったのが残念でした。
プロになろうと思ったのは最近です。
心を込めて演奏すると、多くの方から喜んでいただけるようになり、演奏依頼も増えてきたので、プロとしての活動を始めることにしました。
＊深見 麻佳（あさか）さん
3歳からピアノをやっていて音楽は好きでした。
小学校のブラスバンドでアルトホルンを吹いていて、中学校では合唱のピアノ伴奏、高校では筝を演奏していました。
低音の弦楽器が好きで、出産後子供に弾いてあげたいと思い、ギターを始めました。
2018年の1月に樹美弘さんが弾いていた「花は咲く」の音色を聴き、私も音色に拘ろうと思いました。今も日々特訓中です。
＜現在の活動＞
「雫のような音色で、心に潤いと生きる活力を」をテーマに各地で演奏活動を実施中。
主なレパートリーに「五十鈴川」「紫陽花」「もののけ姫」など日本らしさを感じられる曲があり、音楽を通して日本の心を伝える活動をしています。
西荻ギターアンサンブル「るふ 19（ナインティーン）」の団員としても活動中。
るふ 19 は各種音域のギターを駆使したギターオーケストラとして演奏活動を実施。
＜ギターデュオ紫音 活動歴＞
・2022 年サントリーホール ACF フェスティバル スポンサー賞受賞
・2022 年デヴィ夫人主催イブラグランドアワード入選
・2022 年アルカダイアモンド名古屋サロンオープンパーティー演奏
・2023 年 5 月／8 月⾧野蓼科バラクライングリッシュガーデンコンサート、イギリストップシンガー、マンディ・ダンストール夫妻と共演
・2023 年 8 月福島県いわき市閼伽井嶽薬師常福寺 奉納演奏 同寺に伝わる伝説をもとにした絵本「龍燈伝説」の音楽を作曲中
・2023 年 9 月丸の内ストリートミュージック、としまミュージックサークル（としま認定アーティスト）出演
・2023 年 11 月ドバイ ジャパンカルチャーコン出演
＜西荻ギターアンサンブル るふ19 活動歴＞
・2018年 アジア国際ギターコンクール優勝
・2017～2023年 全日本ギターコンクール合奏部門 優勝5回、2023年に優秀編曲賞を受賞
・2022 年 月次ボランティア演奏の功績が認められ杉並区⾧より健康づくり表彰を受賞
・FM すぎなみ すぎラジ CONNECT「るふ 19 の ようこそ音楽会へ」配信中
■Instagram
https://www.instagram.com/asaka_sion_japan/
■Youtube
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_6H8133vPHLgT2NhWzUJ94YtsxvjqhcR
＜二人の夢＞
世界中に癒しの音色を届け、世界を元気にしたいです。
今は沖縄・マレーシアの友人や、タヒチの大統領の前でも演奏できるように企画しています。
＜音楽を目指す人へのメッセージ＞
私たちはギターを始めたのは遅かったのですが、「自分が一番何を伝えたいか？」を大事にしています。心を素直に音に乗せて表現することを意識しています。
特にギターは抱きかかえるように弾きますので、気持ちがダイレクトに伝わりやすいと思います。
今はユーチューブでどんなジャンルの音楽も聴けますが、生の音楽だからこそ届けられる響き合いはまた別物だと思います。
これからも私たちの想いとパートナーシップを音楽に乗せてお届けします。
(2023年12月取材)
