第6回 関井うらら(フルート奏者)
仙台市出身。小学校のマーチングバンドでトランペットを始める。 中学校からは吹奏楽部でフルートを担当し、東北学院榴ヶ岡高校、東北学院大学と吹奏楽を続け、学生指揮なども務める。 中高生ソロコンテストで金賞を受賞、東北大会出場。 大学4年生の頃、それまで目指していた教員ではなく吹奏楽指導とフルートを学ぶために上京することを決意。 専門学校在学中から様々な演奏、指導を行い幅広い活動に取り組み、 卒業後の現在は音楽コーディーネーターとして、「演奏」「指導」「司会」「企画・運営」を中心に音楽に関わる様々な活動を行っている。 演奏面では、ホテルやショッピングモール、多くのイベントで依頼演奏を受けており、自主企画のコンサートも積極的に開催している。 また、指導面では全日本吹奏楽コンクールにて東関東大会金賞を受賞した。 2013年に結成したユニットura*cocoでは2013年11月にシングルCD「LorL」を出し、2016年3月に2ndミニアルバム「GIFT」を発売。TSUTAYAクラシック週間チャートで1位を獲得。 吹奏楽雑誌wind-i miniでは自身のコーナーを持ち、吹奏楽界の発展を目指している。 相模女子大学中学高等部講師。ヤマハ登録講師。
1.どうしてフルートを始められましたか?
もともと、私が小学生のころ、母がクラシック音楽が大好きで、フルートを買って持っていたのですが、「うららやってみない?」と言われたのがきっかけです。
小学校のクラブ活動では、マーチングバンドしかなくて、トランペットをやっていたのですが、中学校に入って、吹奏楽部があったので、念願のフルートを始めました。
それからは、フルート一筋でやってきました。
ただ、私は、ソロというよりは、みんなで演奏する吹奏楽が大好きだったので、部活という形の吹奏楽部で中学・高校は頑張りました。
その頃から自身が演奏する事よりも、教える事にやりがいを見い出すようになり、吹奏楽部の顧問になるため東北学院大学で社会科の教員免許を取得しました。
しかし、社会科の先生では、音楽の先生ではないので、直接吹奏楽部を指導出来るかどうかわからないのと、フルートを吹くことも年々面白くなってきたので、東京に出てきて、音楽の専門学校に入りました。
東京の専門学校では吹奏楽の指導を学ぶために吹奏楽コースへ入学し、同時にフルートも専攻していました。
専門学校に入った時にはすでに大卒の年齢だったので、私は積極的に実践を積みたいと先生方にアピールし、学生時代からいろいろなお仕事をさせていただく事ができました。
学生の頃からMCのお仕事も経験させていただき、現在では演奏活動、指導、司会など幅広く活動しています。
2.「音楽マンション」に住んでいらしたとの事ですがいかがでしたか?
朝8時から夜11時まで演奏できるのが、とても良い環境でした。
何より、一番よかったのは、新築で入ったのですが、周りの音が全く聞こえなかったことです。
ですから、集中して練習できました。
友人たちの住んでいる、他の音楽可のマンションに行くと、必ず、周りからピアノなどの楽器の音が聞こえてくるんです。
また、私の住んでいた「音楽マンション」には、スタジオが併設されていて、そこは、広くて、安くて、音響が良いので、とても便利でした。
お友達にもいっぱい紹介しました。
広いスタジオにはグランドピアノがあるので、「合わせ」には最高でした。
そのスタジオも今は、大人気で、なかなか取れなくなりました。
一か月先まで埋まっていることもあります。
そういう場所がもっと増えてくれるとうれしいです。
3.これから音楽をやりたい方へのメッセージ
卒業してから置かれた環境に驚いたり、なかなか夢に届かず音楽で仕事をしていく事を諦めてしまう人は多いですが、 いつチャンスが巡ってくるかは分かりません。 これから音楽で頑張りたい人たちは、夢を諦めず努力を続けてほしいという事、また色々な分野の方との繋がりを大切にしながら活動していってほしいと思います。
(2016年12月取材)